2009年5月30日(土)「しんぶん赤旗」
直接雇用勝ち取る
ニチユ元派遣労働者が出勤
フォークリフト製造大手・日本輸送機(ニチユ、本社・京都府長岡京市)の滋賀事業所で三月末に「派遣切り」にあった労働者三人が、六月一日付で、契約社員での直接雇用を勝ち取りました。二十九日朝には、新たな雇用先となるニチユ京都事業所(同市)に出勤しました。
この問題で滋賀労働局は三人の申告(三月三十日)にもとづき、同社に対し直接雇用を促していました。
三人は、偽装請負期間も含めて、四年から最長十三年も働いてきました。
支援してきたJMIU(全日本金属情報機器労組)京滋地方本部によると、会社側は、「契約社員(六カ月ごとの更新)として雇用し、働きぶりを見極めたうえで正社員化を検討する」としています。
この日の朝には、三人を同京都事業所横でJMIU京滋地方本部や京都総評の役員らが激励しました。
JMIU本部の山本善五郎副委員長や、最初に相談を受けた日本共産党の丹野直次向日市議、石村かず子衆院京都3区予定候補らが激励の言葉を述べました。
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