2009年6月2日(火)「しんぶん赤旗」

核持ち込みの日米密約報道

真相究明改めて必要
証言者の国会招致を

市田氏


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(写真)記者会見する市田忠義書記局長=1日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は1日、国会内の記者会見で、核持ち込みの日米密約を歴代外務次官が認めたとの共同通信報道について「『密約はない』としてきた政府答弁はウソになり、唯一の被爆国であり非核三原則を国是とする日本政府が一貫して国民をだましつづけてきたことになる。国会での真相究明があらためて必要だ」と強調しました。

 市田氏は「日米核密約は以前から大きな問題になっており、日本共産党は一貫して追及してきた」と指摘。とくに「密約」を裏付ける米国の公文書が次々と解禁されるなか不破哲三前議長が2000年の党首討論などで繰り返し政府をただしてきたことを紹介し、「当時のわが党の追及が極めて正確だったということを裏付けるものだ」と強調しました。

 市田氏は「核兵器のない世界」を呼びかけたオバマ米大統領のプラハでの演説にもふれ、「国際的な核廃絶の流れができているもとで、日本政府は『核密約』についての疑惑を国民に明らかにする必要がある」と強調。「外務事務次官経験者を国会に呼んで真相を明らかにすることが必要だ」と述べました。



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