2009年6月7日(日)「しんぶん赤旗」
憲法審査会始動に反対
共同センター全国交流集会
憲法闘争の発展をめざす第8回全国交流集会が6日、東京都内で開かれました。労組や民主団体で構成する憲法改悪反対共同センターが主催し、全国から177人が参加しました。
基調報告をした全労連の今井文夫国民運動局長は、「憲法擁護の世論と改憲派の巻き返しとの激しい綱引きが続いている」と強調、憲法改悪反対などの署名1080万人を国会に提出したと報告しました。
その上で改憲手続き法施行を来年に控え、憲法審査会の始動と派兵恒久法反対の取り組みを推進するとともに、憲法擁護と核兵器廃絶の運動を一体にとりくみ、憲法をくらしに生かす闘争の発展をよびかけました。
運動交流では、憲法署名で住民過半数を突破した大阪・西淀川地域共同センターと、ナショナルセンターの違いを超えて共同を発展させる世田谷区職労の代表が特別報告。分散討論では、各地域・団体の代表が取り組みを交流しました。
日本共産党の笠井亮衆院議員が国会報告し、憲法審査会を始動させる危険性について「改憲手続き法の施行にむけ、いまから準備をすすめるものだ」と指摘。「改憲勢力を追いつめている国民の運動に確信をもって、がんばりましょう」とよびかけました。
一橋大学の渡辺治教授が、「改憲をめぐる新たな情勢と憲法闘争発展の重点」と題して講演し、自覚的な民主勢力の取り組みとして、共同センターの発展をよびかけました。全日本民医連の吉田万三副会長が主催者あいさつしました。
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