2009年6月8日(月)「しんぶん赤旗」
日本の将来像熱く語る
大分・中津で山下議員
日本共産党大分県北部地区委員会は山下芳生参院議員を迎えた演説会を同県中津市の中津文化会館で7日、開きました。山下氏は日本共産党のめざす社会を熱っぽく語り、会場からは何度も笑いが起き、拍手が送られました。
山下議員は(1)まじめに働いたら普通に生活できるルールある経済社会(2)お年寄りが安心して老後を過ごせて、子どもたちが健やかに成長できるような税金の使い方と集め方(3)大きく変わりつつある世界に憲法9条の立場で積極的に働きかける自主・自立の平和外交―の三つを挙げ日本共産党のめざす社会を語りました。
ルールある経済社会では、仕事を失うとすぐに路頭に迷う日本とそうならないヨーロッパを対比。フランスのルノーがリストラを発表したとき雇用担当大臣が止めるために動いたことなど雇用を守る動きやセーフティーネットの違いを紹介。「日本でリストラをやめさせようと動いた大臣はいません。やったのは志位委員長だけ。大企業にものを言うのは共産党だけ」と語りました。
税金の集め方と使い方では、子どもの貧困が広がるなか母子加算を廃止し、一方で米軍への出す必要のない思いやり予算を大量に毎年出す政府の姿勢を批判。「子どもたちの学ぶ権利を保障するために税金を使う方がよっぽど子どものためにも社会の将来のためにもなる」と訴えました。
演説会では日本共産党の田村貴昭、山下かい両衆院九州・沖縄比例予定候補も登壇し日本共産党への支援を呼び掛けました。
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