2009年6月11日(木)「しんぶん赤旗」
国民に負担かぶせるな
非化石エネルギー関連2法案 吉井議員が反対討論
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非化石エネルギー関連2法案(エネルギー供給構造高度化法案と石油代替エネルギー法改定案)は民主党と与党との修正を経て10日、衆院経済産業委員会で採決され、賛成多数で可決されました。日本共産党は独自に修正案を提案し(賛成少数で否決)、原案、修正案には反対しました。
採決に先立つ討論で日本共産党の吉井英勝議員は「今日、化石エネルギーから非化石エネルギーへの転換は喫緊の課題だ」とのべつつ、両法案に重大な問題があり賛成できないと表明しました。その理由として(1)国民の権利義務にかかる内容を経産省に白紙委任、丸投げする(2)「非化石電源」の美名のもとに原発を大規模に推進する(3)法的根拠もないまま電気料金に上乗せして国民に負担をかぶせる―の3点を問題点としてあげました。また、民主党と与党による修正案については「政府案の根本的欠陥を是正するものとなっていない」と批判しました。