2009年6月11日(木)「しんぶん赤旗」

母子加算復活求め集会

「高校にいけるか心配」


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(写真)子どもの貧困をめぐる緊急集会で発言する山下芳生参院議員(中央)=9日、総評会館

 子どもの貧困問題を解決しようと9日、東京都内で緊急集会が開かれ、生活保護の母子加算復活などを求めて100人以上が参加しました。

 集会では母子家庭の母親や子どもが発言。中学生の女子は「高校にいけるかが一番心配。生活保護をもらっているとは友達にいえない。自分が働いて母を助けなければと思っている」と語りました。

 生活保護を受けずに二つの仕事をかけもちしている母親は、ぎりぎりの生活を強いられている現状を訴えました。

 集会は、赤石千衣子(しんぐるまざあず・フォーラム)、阿部彩(『子どもの貧困』著者)、戸谷知弘(あしなが学生募金)、竹下義樹(「戻せ!母子加算」集会実行委員会)、宇都宮健児(反貧困ネットワーク)の各氏が呼びかけました。

 日本共産党の山下芳生参院議員、自民、民主、公明の各党国会議員が出席。山下議員は「みなさんの生の声を国会に反映していきたい。母子加算の復活のためにがんばりたい」とあいさつしました。

 参加者は母子加算の復活や児童扶養手当削減の撤回、就学援助の充実や授業料の減免、高等教育の無償化などを求める集会宣言を採択しました。



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