2009年6月17日(水)「しんぶん赤旗」

「核廃絶へ取り組み強化」

衆院が全会一致決議

全会派提案


 衆院本会議は16日、「核兵器廃絶に向けた取り組みの強化を求める決議」を全会一致で可決しました。同決議は、日本共産党など全会派が共同提案したものです。

 決議は、「わが国は、唯一の被爆国として、世界の核兵器廃絶に向けて先頭に立って行動する責務がある」と指摘。米国のオバマ大統領が「核兵器のない世界」を追求する決意を表明したことなどに言及し、「政府はこの機会を捉(とら)え、核兵器廃絶の動き、とりわけ北朝鮮の核問題を含む地域の核廃絶への対応を世界的な潮流とすべく努力しなければならない」としています。

 その上で、2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議で主導的役割を果たすなど、「核廃絶・核軍縮・核不拡散に向けた努力を一層強化すべきである」と促しています。



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