2009年6月18日(木)「しんぶん赤旗」
新しい国会で三つの仕事にとりくむ
共産党伸ばし希望もてる政治を
志位委員長、名古屋で訴え
いつ解散・総選挙がおこなわれてもおかしくない緊迫した情勢の中、日本共産党の志位和夫委員長は17日、名古屋駅西口前広場で演説し、党躍進をなんとしてもと訴えました。「すごい人だ」「共産党は本気だな」などの声が上がる中、志位氏は、「総選挙で日本共産党を伸ばしていただければ、新しい国会で三つの仕事に取り組むことをお約束します」と表明しました。(「三つの仕事」の訴え詳報)
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志位氏はまず、総選挙に臨む日本共産党の「二つの旗印」――「国民の生活と権利を守る『ルールある経済社会』を築く」「『自主・自立の平和外交』に転換する、そのために『軍事同盟絶対』の政治から抜け出す」――を気迫を込めて訴えました。
そのうえで志位氏は、総選挙が「自民か、民主か」の「政権選択」の選挙だとよくいわれるが、自民党にはこの日本をどうするかの「旗印」はなにもなく、民主党も「官僚をやっつける」というだけで、どういう日本をめざすのかはさっぱり見えないと強調。日本共産党こそ、21世紀の日本の進むべき道を堂々と示す党だと力説しました。
そして志位氏は、総選挙後の新しい国会でとりくむ三つの仕事について訴えました。
国民の願いを実現するリード役
第一は、国民の願いを実現するリード役を果たすということです。労働者派遣法抜本改正、後期高齢者医療制度撤廃、障害者自立支援法による応益負担廃止、農産物の価格保障・所得補償など、どんな問題でも積極的提言をおこない、国政を動かす役割です。
「二大政党」の悪政ストップ役
第二は、「二大政党」による悪政のストップ役を果たすことです。消費税増税、憲法改定、衆院比例代表定数削減など、自民と民主による「共通部分」での悪政の競い合いに正面から立ちはだかり、暗黒政治への逆行を許さない役割です。
民主的政権へ国民的共同を探求
第三は、「国民が主人公」の民主的政権に向け、新たな国民的共同を探求・前進させることです。志位氏が、「世界でも日本でも大きな激動と変化の時代です。新しい時代にふさわしい、新しい政治が求められています」「日本共産党が前進・躍進すれば、民主連合政府をつくる第一歩が開かれます」と力を込めると、聴衆は「おおーっ!」の大歓声と割れるような拍手で応えました。
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