2009年6月19日(金)「しんぶん赤旗」
衆院で臓器移植法改定案可決
拙速な採決は遺憾
参院で白紙から十分な議論を
志位委員長が会見
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日本共産党の志位和夫委員長は18日、国会内で記者会見し、衆院本会議で臓器移植法改正案のA案が可決されたことについて、「拙速なやり方をしたのは大変遺憾だ」と述べました。
志位氏は、A案は▽一律に「脳死を人の死」としている▽本人の承諾がなくても家族の同意で臓器移植を可能にしている―など多くの問題があることを指摘。「国民的な議論を尽くし、国会での議論を尽くし、合意形成の努力を図るべきだった。そういう努力をしないで、いきなり本会議で採決に付すやり方は乱暴だ。参院では白紙から議論をやり直すつもりで、十分な議論をし、国民的な合意形成の努力を行うことが大切だ」と強調しました。
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