2009年6月24日(水)「しんぶん赤旗」

温室ガス排出主要国が会合

G8に向け17カ国・地域

メキシコ


 【ワシントン=西村央】世界の温室効果ガス排出量の75%を占める17カ国・地域の代表が参加する「エネルギーと気候に関する主要国フォーラム」(MEF)の第3回会合が22日、メキシコ市で2日間の日程で始まりました。これまでのワシントン、パリでの会合に続くもの。7月にイタリアで開かれる主要8カ国(G8)サミットの際に開く首脳会合に向け、詰めの協議を行います。

 1日目の内容は明らかにされていませんが、これまでは温室効果ガス削減での主要国の中期目標の設定や、途上国への技術資金支援問題などを協議。2020年までの削減目標として1990年比で20%以上の削減を掲げる欧州側と、米国との間に大きな隔たりが出ていました。

 MEFにはG8諸国のほか、中国、インド、ブラジル、南アフリカなど新興国の計16カ国とEU(欧州連合)の代表が参加。12月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の成功に向けた交渉促進を目的に、オバマ米大統領が呼び掛けました。



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