2009年6月29日(月)「しんぶん赤旗」
暮らし破壊から都民守る
共産党議席の値打ち訴え
市田書記局長
「オリンピックを看板にした巨大開発より都民の暮らしに税金を」―。日本共産党の市田忠義書記局長は28日、葛飾区、江戸川区の都内2カ所で精力的に演説を行い、「日本共産党が伸びれば、『逆立ち』都政をただし、都民の暮らし第一の都政への転換の大きな道が開かれる」と力強く訴えました。
都議選の投票日まであと2週間となった日曜日。市田氏が街頭に立つと、「おっ選挙か」と道行く人も振り返ります。田村智子都議候補(葛飾区・定数4)、河野ゆりえ都議(江戸川区・定数5)の熱い訴えにも大きな拍手が送られました。
市田氏は「どの党が伸びれば、暮らし破壊の暴風雨から都民を守る防波堤の役割を果たさせることができるか」と問いかけ、都立3小児病院つぶしなど福祉切り捨ての一方で、経営破たん状態の新銀行東京や巨大道路建設に税金を使う「オール与党」都政の実態を告発。にわかに「野党ポーズ」を取り出した民主党も、石原知事がこの4年間で提案した議案99・3%に賛成したれっきとした与党であることをあげ、「与党なら与党と、はっきり名乗って選挙をしたらどうか」と述べると、「そうだ」との掛け声があがりました。
さらに、市田氏は都議選と連動して行われる総選挙でも、「財界にモノいえる党か、言われる党か」など政党を選ぶ判断材料を具体的にあげ、「よく考えて見極めてほしい」と提起。日本共産党が国民と力を合わせてがんばれば多くの要求が実現できることを事実で語りました。演説後には「頑張って」と声をかけて握手を求める多くの聴衆の姿もありました。