2009年6月29日(月)「しんぶん赤旗」
「派遣切り」とたたかい 前進
全労連 地域労組が交流集会
地域労組(ローカルユニオン)が、非正規雇用労働者の受け皿となり、「派遣切り」とのたたかいを広げている経験を交流しようと28日、全労連の第5回ローカルユニオン全国交流集会が愛知県豊橋市で開かれ、150人が参加しました。
ローカルユニオンには41都道府県134組織1万人以上が結集。昨年の約6000人から「派遣切り」とのたたかいのなかで大きく前進しています。1年で倍加したのが36組合、10倍以上にしたのも4組合あります。
あいさつした小田川義和事務局長は、「団体交渉権を使い大企業と正面からたたかい、民主団体、市民団体と共同で雇用と生活を守る運動が広がっています。このたたかいを、大企業中心社会を変える運動に発展させましょう」とのべました。
報告した寺間誠治組織局長は、労働者の願いにこたえて地域労組を発展させることを強調。「『派遣切り』に立ち上がった若者たちは解決後も、引き続きユニオンで活躍しています」と紹介し、学習教育などを強めながら、組合員として引き続き活動していけるように取り組んでいこうとのべました。
長崎一般・長崎ソニーワールドインテック分会長が報告。地域労組に入って労組の値打ちが分かったとのべ、「22人の組合員全員が全労連に残って活動します」と発言しました。
参加者は、四つの分散会と今回初設置の青年分科会に分かれ、経験交流しました。交流集会は29日まで。