2009年6月30日(火)「しんぶん赤旗」

横須賀現職市長落選

「自公も民主もいや」の選択

市田氏


 日本共産党の市田忠義書記局長は29日、国会内で記者会見し、神奈川県横須賀市長選挙(28日投開票)で自民・公明・民主などが推し、小泉純一郎元首相も支援した現職市長が落選し、無所属の前市議が当選したことについて、「市民が政治の転換を強く期待し、自公も民主もいやだという意思を示したものだ」と述べました。

 市田氏は、横須賀市は市制施行以来100年以上「軍都」として歩み、また米海軍第7艦隊の本拠地として世界で唯一の米海軍原子力空母の海外母港となってきたと指摘。「日米安保体制を支える横須賀市では、36年間にわたり国から市長候補が送られてきたが、その現職市長の落選は重大な意味をもつ」と語りました。

 また、日本共産党の推した弁護士の呉東正彦氏について、当選できなかったが、善戦・健闘したと紹介。「この間、原子力空母についての住民投票を求める直接請求運動が行われたが、今後も引き続き原子力空母の母港化を許さないなど市民要求実現に全力を挙げる」と表明しました。



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