2009年7月2日(木)「しんぶん赤旗」
都議選 あす告示
東京と全国 心一つに
志位氏、練馬で支持訴え
都民の暮らしと国政の流れを大きく左右する東京都議選の告示が3日に迫りました(12日投票)。日本共産党の支部・後援会は1日、「何としても躍進を」と都内の各地でハンドマイク宣伝や対話に取り組み、支持を広げました。党幹部も志位和夫委員長、小池晃政策委員長らが力いっぱいに街頭から訴え、全国各地の支部も「東京と全国の心は一つ」と都民に支持を呼びかけました。
志位委員長は同日夕、練馬駅南口前で街頭演説し、5期目を目指す松村友昭都議の必勝を訴えました。誘い合って電車や自転車で駆けつけた地元の人々に加え、事前の宣伝で集まった人々や、仕事帰りの会社員も足を止め、聴衆の輪はみるみるうちに広がりました。「消費税増税反対はその通り!」など、道行く人からもいくつも声援が飛びました。
志位氏は、都政では「自公民『オール与党』か、日本共産党か」が対決構図だと述べ、高齢者福祉切り捨てなどに明け暮れてきた自公民を厳しく批判。党都議団の論戦と都民の運動で、75歳以上の医療費無料化でも、小児病院つぶしの問題でも、30人学級実現でも「あと一歩」まで「オール与党」を追い詰めていると力説しました。
そのうえで、「日本共産党を伸ばせば都政は必ず変わります。安心と希望がもてる都政を取り戻しましょう」と訴え、ひときわ大きな声援と拍手が起きました。
「共産党の候補者の名前も知らなかったけど、(民主から)心が移った」という女性(63)は、「民主党が“政権交代”というので単純にそれにのっていたけど、民主党も都議会の『オール与党』の一員だとか、海外視察に反省がないことを知って驚きました。もっと宣伝すればいいのに。今まで共産党は力がないというイメージがあったけど、都政を動かしているのですね」「今度は入れますよ」。
演説の1時間前から駅前で心待ちにしていた男性(76)は、「石原知事の福祉切り捨て都政を何とか変えてほしい。民主党も党首の献金疑惑がまた出た。共産党にはそういう影の部分がないから信頼できる」と話しました。