2009年7月4日(土)「しんぶん赤旗」
TBS系番組
金権疑惑解明せよ
こくた氏、民主を批判
日本共産党のこくた恵二国対委員長は3日、TBSテレビ系番組「みのもんたの朝ズバッ!」に社民、国民新両党の代表とともに出演し、「衆院選、日本の政治の行方」について討論しました。
自民・民主両党への「一言」として、フリップに「自民―国民の生活の苦しみを知れ!」「民主―政治とカネの疑惑解明を」と書いた、こくた氏。政府・与党内の人事をめぐるゴタゴタなどについて「自民党自身のゆきづまりを示している。国民の生活のことなど何も考えていない。解散・総選挙をやる以外に政治の責任を果たせない」と述べました。
民主党・鳩山由紀夫代表の政治資金収支報告書への虚偽記載疑惑について、説明責任を果たしておらず、鳩山氏と民主党には解明する責任があると強調。関連して「政党助成金に依存する『官営政党』から脱却」すべきだと指摘しました。
民主党が企業・団体献金を3年後に禁止する法案を提出していることにもふれ、「(企業・団体献金は)いますぐやめればいい。日本経団連との会合で“禁止までの3年間は引き続き支援を”とお願いしているようでは、本当にやる気があるのかと、誰でも思う」と述べました。
こくた氏は、民主党との連立政権は条件がないと明言し、「憲法でいえば、鳩山代表は(憲法を改悪して)自衛軍を持つと明確に言っている。危険な部分をストップさせる役割が、わが党にはある」と強調しました。