2009年7月6日(月)「しんぶん赤旗」

鳩山献金 解明が必要

小池氏、説明納得できない

民放番組

　日本共産党の小池晃政策委員長は５日、テレビ朝日系の「サンデープロジェクト」に出席し、民主党の鳩山由紀夫代表の虚偽献金問題をめぐり各党代表と討論しました。

　小池氏は、虚偽献金問題について「１口５万円超の献金の７割以上が虚偽だった。５万円以下の匿名個人献金は、私たちの調査によれば１０年間で３億３８００万円もある。徹底的に明らかにしなければいけない。個人献金が少ないから個人献金に見せかけたという（鳩山代表の）説明では納得できない」と述べました。

　小池氏は「国会できちっと明らかにする必要がある」として、参考人招致を求めました。

　自民、公明の代表が鳩山氏の責任を追及。これに対して小池氏は「与党は（鳩山代表について）いろいろいうが、二階俊博経産相の西松建設違法献金疑惑も、与謝野馨財務相の先物取引会社からの迂回（うかい）献金疑惑も、解明されていない」と指摘しました。

　民主党の菅直人代表代行は「確かに虚偽記載があった」と述べつつ、その動機を問われると、「秘書さんがある程度は個人の名前も出した献金という形をとったほうが、何となくバランスがいいと思ったのかもしれない」と、説明にならない弁解を繰り返しました。

　小池氏は「二つの問題がある」と指摘。「一つは、だれが見ても違法な虚偽の記載をなぜわざわざやらなければならなかったかだ。出所を明らかにできないようなお金だったのではないかという疑惑が出てくる。もう一つは、鳩山氏個人のお金（預金）と政治資金がごっちゃになっている問題だ。秘書が勝手に２２００万円も引き出し政治資金にあてるという説明は、世間は納得しない」と述べました。