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2009年7月7日(火)「しんぶん赤旗」

与党疑惑含め国会追及を

鳩山献金 市田書記局長が指摘


 日本共産党の市田忠義書記局長は6日の記者会見で、「静岡県知事選(5日投開票)で民主党推薦候補が当選したことで、同党の鳩山由紀夫代表の偽装献金疑惑が“終息”するとの見方が出ているが」と問われ、「静岡県知事選で民主党推薦候補が勝ったことと、鳩山氏の献金疑惑とは何の関係もない。それで“みそぎ”がすむと思うなら、これほど国民をばかにした議論はない」と述べました。

 市田氏は、各種マスメディアの世論調査で8割が鳩山氏の説明に「納得できない」と答えていることを紹介。国民の多くが納得していないのに、同氏の説明に早々と理解を示した同党の岡田克也幹事長や菅直人代表代行の姿勢を批判しました。

 市田氏は、「これは民主党だけの問題ではない」と強調。与謝野馨財務相の商品先物取引会社からの迂回(うかい)献金や西松建設違法献金事件にかかわる二階俊博経産相の疑惑は「国会の場で追及すべきだ」と述べました。

 このなかで市田氏は、衆院政治倫理審査会(政倫審)で鳩山氏らに「弁明」させるよう求める動きについて、「政倫審は弁明したい人が“開いてくれ”というもので、国民の目にさらされない非公開の場だ」と指摘。「まずは予算委員会に両大臣の出席を求めるとともに、小沢氏(一郎前民主党代表)と鳩山代表を参考人として呼び、事実を究明し、国民の前で道義的政治的責任を明らかにさせることこそ、国民の政治不信を解消する上できわめて大事だ」と述べました。



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