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2009年7月7日(火)「しんぶん赤旗」

菜の花サミット開催

高橋氏参加 資源の循環社会へ


 「バイオマスで地域と地球を再生する―食とエネルギーの地産地消」と題する第9回全国菜の花サミットin東京が6日、東京都千代田区内で開催されました。廃食油からバイオディーゼル燃料をつくるなど資源の地域循環型社会をめざそうと取り組む「菜の花プロジェクトネットワーク」(藤井絢子代表)が主催したもの。

 第1部は各地からの実践と課題の報告。日本政府や自治体への要望が出されました。滋賀県の、あいとう菜の花館の野村正次館長は「国のナタネ交付金が削られ、市の補助も年々減っている。地産地消で地域が自立していけるよう、国の大きな枠組みが必要だと思う」と語りました。

 第2部では、国会議員によるパネルディスカッションが行われました。日本共産党からは高橋ちづ子衆院議員が出席し「廃油を活用した燃料は食料とも競合せず、環境にもやさしい。そのことをきちんと評価して、ナタネの価格保障制度の復活を強く求めたい」と発言。会場からは拍手がわきました。民主、公明、社民、自民の各党議員も参加しました。

 地域での自発的な取り組みを支える制度の創設などを呼びかけた「菜の花サミット東京宣言」を採択し、閉会しました。



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