地球温度上昇２度以内に

欧州委員長

　【ロンドン＝小玉純一】欧州連合（ＥＵ）の執行機関・欧州委員会のバローゾ委員長は６日、ブリュッセルで記者会見し、８日から始まる主要国首脳会議（Ｇ８サミット）や新興国も参加する会議で、温暖化対策について「（産業革命前より）地球温度上昇を２度以内に抑える重要性を強調する」と述べました。

　同委員長は、１７カ国が参加する主要経済国フォーラム（ＭＥＦ）首脳会合で、「温室効果ガスの排出量を２０５０年までに半減させる目標の合意」を追求すると表明。「これは先進国がこの期間に少なくとも８０％削減することを意味する」と語りました。

　委員長は｢先進国は特別の責任を持つが､これでは不十分だ｡新興国も取り組みに加わらなくてはならない｡共通に有しているが差異のある責任および各国の能力という原則に沿ってだ｣と述べました｡

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