2009年7月18日(土)「しんぶん赤旗」
民青同盟が日本共産党綱領を学ぶのは?
〈問い〉民青同盟が日本共産党綱領の学習を重視していますが、どんな理由からでしょうか。共産党の考えを教えてください。(埼玉・一読者)
〈答え〉民青同盟(正式名称=日本民主青年同盟)は、青年の切実な願い実現と日本の民主的改革をめざし、その展望を示す日本共産党綱領と科学的社会主義を学び、日本共産党を相談相手に活動する自主的な青年組織です。
とくにいま、多くの青年が雇用破壊や貧困のもとで苦しみ、生きづらさを抱えているだけに、民青同盟が日本共産党綱領を学んでいることが、深い共感をよんでいます。「不景気だから首を切られても仕方ない」「学費で苦労するのは自分の家が貧しいせい」「自分は何をやってもダメな人間」など自己責任論に深く傷つけられている青年たちが、党綱領を学ぶことで、苦しみの大もとにある社会のしくみや社会を変える展望をつかんで、前向きに生きられるよう変化、成長しています。そして、まわりの青年の生きづらさに心をよせ、共感と連帯をはぐくみ、願い実現の運動を多彩に広げる力にもなっています。
地球環境破壊や世界経済危機、貧困・飢餓の広がり、「資本主義の限界」などについて、関心を強める青年も少なくありません。その思いにこたえて党綱領を学ぶことで、将来への科学的羅針盤をつかめることも、魅力になっています。
民青同盟にとって、党綱領を学ぶことは、同盟員、青年が希望ある生き方をつかみ、その切実な願いにこたえて活動を豊かに発展させる力です。
日本共産党は、昨年7月に開いた第6回中央委員会総会で、「(民青同盟は)若い世代の民主的結集と成長にとって、かけがえのない役割を果たしている」「党と民青同盟の共同の事業として、若者のなかに強大な民青同盟をつくる仕事に、全党あげてとりかかろう」とよびかけました。この立場で、それぞれの地域、職場、学園で、日本共産党の機関、支部などが、民青同盟が生きいきと党綱領を学べるよう援助をつよめたいと思います。(青)
〔2009・7・18(土)〕