2009年7月24日(金)「しんぶん赤旗」
沖縄・泡瀬干潟の控訴審結審
市民側「自然と調和せず」
沖縄県沖縄市の泡瀬干潟埋め立て・開発事業をめぐり市民らが市長と県知事に事業への公金支出の差し止めなどを求めた訴訟の第3回口頭弁論が23日、福岡高裁那覇支部で開かれました。市民、沖縄県と同市がそれぞれ最終弁論し、控訴審は結審しました。
最終弁論で控訴棄却を求めている市民側は、1979年当時と比べ沖縄本島の干潟の半分以上が埋め立てで消失することを挙げ、「埋め立ての急激な進行が自然と調和していないことは明らか」と主張。「時代の流れは本件のごときずさん極まりない埋め立ての実施を許さない状況となっている」としました。
また、「(県や市が)市長の(見直し)方針表明が単なる『政治的意見』や『意欲』の表明にすぎず、事業計画は存在するなどとしたのは、自治体の首長としての判断の責任を逃れ、民主主義の根幹を否定する趣旨の、耳を疑う主張」と切り捨てました。
市側は一審判決が市長の開発事業見直し方針表明を基に経済的合理性を欠くとしたことに対して「市長の真意は、第I区域は計画を推進し、第II区域は見直すというもので、第II区域の計画を撤回する趣旨ではない」と主張。委員会や部会などを立ち上げ検討していることなどを述べました。
判決は10月15日午後2時から。
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