2009年7月26日(日)「しんぶん赤旗」
核廃絶の流れ 確信
母親大会始まる
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母親の願いを出発点に、話し合い連帯し合う第55回日本母親大会が25日、京都市で始まりました。嵐のような大雨をついて、会場の京都府立体育館にはあふれるほどの9000人が集いました。2日間の日程です。
1日目の全体会で、同大会代表委員の高田公子さんが主催者あいさつ。「核戦争から子どもを守る連帯から始まった母親大会は、オバマ米大統領の発言のように核兵器廃絶へと世界が大きく動き出す中で迎えました。子どもの未来を私たちの頑張りでつくり出そう」と呼びかけました。
京都佛教会理事長の有馬ョ底さんは「いのちの輝き それは平和であればこそ」と題して記念講演、「この世で不必要なのが核兵器、宝は憲法9条、これだけはお母さんの大きな力で子どもに教えて」と話しました。
大分キヤノンの不当解雇とたたかう母親など貧困をなくし憲法9条を守る運動を、構成劇とともに26のテーマで報告しました。「がんばれー」の声と大きな拍手が繰り返し起きるなか、たたかいを切り開いてきた確信と政治を変えようの声を響かせました。
1歳半の子と参加し、アルバイトで働く京都市の女性(22)は「全国の大会は初めて。母親パワーとたくさんの人でびっくりしました。3人の子を育てながら解雇反対でたたかうお母さんの訴えに感動しました」と話しました。