2009年8月2日(日)「しんぶん赤旗」

各党公約めぐり議論

日テレ系番組で山下議員

　日本共産党の山下芳生参院議員は７月３１日放映の日本テレビ系「太田総理…秘書田中」に出演し、各党議員らと議論しました。

　日本共産党の政策が紹介されたのに続き、政権獲得への意思を問われ、山下氏は「あります。２１世紀の早い時期に共産党も参加する政権をつくろうじゃないかという目標をどーんと掲げている」とのべました。

　「マニフェストを実現できなかった党は解散してもらいます」という番組のテーマをめぐる議論で、山下氏は「反対」の態度を表明。「非常に大きな問題は、すぐに実現できそうな公約しか掲げないスケールの小さな政治家や政党が増えることになる点だ。（米国の）オバマ大統領は核兵器廃絶を世界に提起した」とのべ、目先の問題に終始するマニフェスト選挙の問題点を指摘しました。

　これを受け、やはり「反対」とした政治評論家の有馬晴海氏は「選挙に勝って、大風呂敷のマニフェストを全部やられたら困る。議論し、それを国民に見せながら結論を出していくのが国会だ」とのべました。