2009年8月10日(月)「しんぶん赤旗」
国会請願署名の紹介
共産党ダントツ
草の根の運動と共同
前回総選挙後(2005年9月)の特別国会から今年の通常国会の衆院解散(7月21日)まで、日本共産党国会議員団が紹介した国会請願の署名数は、衆参両院をあわせて全体の48・14%を占める8560万3764人分となり、他党を大きく引き離して1位でした。
この4年間の全会派をあわせた紹介総数は1億7783万5623人分。民主党は約4550万人分(25・59%)、自民党は約3219万人分(18・1%)でした。日本共産党のダントツの請願紹介は、国民の草の根の運動と日本共産党国会議員団が共同した成果です。
今年1月からの第171通常国会では、衆参両院あわせて全体で2709万2234人の署名が提出されました。日本共産党は1216万4774人分を紹介。全体の44・9%を占めました。民主党は、約832万人(30・74%)、自民党は約457万人(16・9%)でした。
日本共産党が紹介した請願署名は、「憲法改悪、審査会始動などに反対する請願」「消費税など・大増税反対の請願」「介護・医療・年金など社会保障などに関する請願」「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める請願」など多数。
「消費税など・大増税反対の請願」は今回、全体で179万66人分が提出されました。これは、第170臨時国会(50万950人分)を大きく上回り、100万人を超えました。共産党は、そのうち92万840人分を紹介しました。
そのほか衆院に256種、参院に292種の請願が提出されました。衆院が解散されたので、採択された請願はありません。
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請願 国民が国会に要望を提出する仕組みで、請願権は、選挙権などと並んで憲法で保障された国民の国政参加の重要な権利です。議員の紹介を通じて衆参の議長に提出され、各委員会で審査します。採択された請願は内閣に送付され、内閣は処理経過を国会に報告しなければなりません。
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