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2009年8月12日(水)「しんぶん赤旗」

共産党躍進で消費税に頼らない財源づくりを

市田書記局長、和歌山で訴え


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(写真)つめかけた聴衆の声援にこたえる市田書記局長(奥)、 くにしげ秀明比例・和歌山1区予定候補=11日、和歌山市

 総選挙の公示日(18日)まであと1週間の11日、日本共産党の市田忠義書記局長を迎えた演説会が和歌山市で開かれました。台風の影響が心配されましたが、会場は席がすべて埋まり、立って演説を聞く人も。随所で拍手や笑いも起こり、熱気に包まれました。

 「主権者は国民のみなさんです。みなさんの1票で政治は変わります」。こう述べて、ゆきづまった自公政権への決定的審判を呼びかけた市田氏は、自公政権を終わらせた後の新しい日本の将来像を提起。雇用や教育、医療などでの日本共産党の公約と結びつけながら、大企業やアメリカが主人公ではなく、「国民が主人公」となる日本の進路を具体的に示して訴えました。

 総選挙の焦点となっている財源問題でも市田氏が「財界・大企業の利益第一、軍事優先の政治を改めれば消費税増税に頼らなくても財源がつくれる」と述べると、大きくうなずく参加者も。大企業や大資産家へのゆきすぎた減税を10年前の水準に戻すだけで7兆円の新財源が生まれることを明らかにし、「日本共産党の躍進で消費税に頼らない教育、福祉、医療の財源づくりに踏み出そう」と呼びかけると、大きな拍手が起こりました。

 くにしげ秀明・衆院近畿比例予定候補(和歌山1区重複)は「国民泣かせの自公政治を終わらせ、今度の選挙を新しい政治を開く第一歩にしたい」と強調。年金、介護、景気、雇用のゆきづまりで、あらゆる世代に「今の政治にええことなんかひとつもない。なんとか今の政治を変えたい」という思いが充満していることを日々、街頭に立つなかで痛感していると語りました。

 さらに、「一生懸命働いていれば、結婚もでき、暮らしていけるような政治に変えるために、新しい国会で私が取り組みたいこと」として(1)誰もが正社員として人間らしく働けるルールをつくる(2)75歳以上の高齢者と子どもの医療費無料化など安心できる社会保障(3)経営者、農業・漁業者への支援―を約束。「みなさんのまっすぐな願いを国会に届けることができるのが日本共産党です」と訴えました。

 和歌山市の男性(67)=化粧品販売店経営=は「政治を根本から直そうと思ったら、与党が顔色をうかがうくらいに『健全な野党』の共産党に伸びてほしい」と話しました。



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