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2009年8月12日(水)「しんぶん赤旗」

台風豪雨被害の兵庫

山下参院議員・瀬戸氏が現地調査


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(写真)1階部分が流された住宅を視察する山下議員(右から3人目)ら=11日、兵庫県佐用町久崎地域

 台風9号の接近に伴った兵庫県西・北部での豪雨被害を受け、日本共産党の山下芳生参院議員と瀬戸恵子県常任委員(衆院近畿比例予定候補)らが11日、同県佐用町内の被災状況を現地調査しました。久崎地域にある佐用川沿いの堤防の決壊地点や、佐用(さよ)地域の商店街を調査。住民からは「海みたいになった」「着の身着のままで出てきた」などと、豪雨の猛威とともに、生活に対する不安の声が聞かれました。

 調査には、堀内照文・県国政委員長(参院選挙区予定候補)や、練木恵子団長をはじめとする党県議団、山田兼三・旧南光町長が同行しました。車の通行で巻き上がる土ぼこりのなか、住民はマスクやタオルで口元を覆いながら後片付けに追われています。

 6年前にリフォームしたばかりという男性(65)=久崎地域=の自宅は、ほぼ全壊しました。2日ほど風呂にも入れず、夫婦2人の生活の面影は「何も残っていない」。小学校に避難していた男性(69)は、自宅に戻ると隣家が2棟も流されていました。自宅も半壊状態。田んぼも水びたしです。「元通りに、ここで暮らせるようにしてほしい」と声をしぼり出します。また、決壊地点が2004年時の台風後の改修場所で「堤防を狭くした工事のずさんさ」を指摘する声も多く聞かれました。



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