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2009年8月19日(水)「しんぶん赤旗」

非正規雇用 47万人減

正社員も29万人の減

労働力調査


 総務省が18日発表した労働力調査(詳細集計)によると、2009年4〜6月期平均の非正規雇用の労働者数は、前年同期比で47万人減の1685万人となりました。昨年秋からの「非正規切り」の影響が顕著に現れています。

 非正規雇用のうち、減少幅が大きいのは「労働者派遣事業所の派遣社員」の26万人減でした。この数には登録型派遣の多くが含まれておらず、実際の削減数はさらに大きいことが予想されます。

 一方、正規雇用の労働者数も前期の増加から減少に転じ、前年同期比29万人減の3420万人となりました。人員削減が、正社員にも及んでいます。

 雇用者全体に占める非正規雇用の労働者の比率は前期の33・4%から33・0%に減少しました。「非正規切り」による減少にもかかわらず、依然として3人に1人が非正規雇用という異常に高い水準です。

 また、完全失業者は、前年同期比で77万人増加の347万人です。このうち、「条件にこだわらないが仕事がない」としている人は24万人増加の48万人。「求人の年齢と自分の年齢とがあわない」が14万人増の57万人、「自分の技術や技能が求人要件に満たない」が15万人増の26万人と、失職した労働者が急増するもとで、仕事が見つからない実態を示しています。

グラフ


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