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2009年8月21日(金)「しんぶん赤旗」

「建設的野党」に話題集中

“日本の宝”中小企業 支援を

テレビ朝日系番組 志位委員長語る


 「今回、自公政権を倒すときがやってきたと強調されていますが、民主党とも『建設的野党』として、賛は賛、否は否ということでいくわけですね」(古舘伊知郎氏)―日本共産党の志位和夫委員長が出演したテレビ朝日系の「報道ステーション」(20日放映)は、こんな質問で始まり、自公政権退場後の新しい政治局面での日本共産党の役割に話題が集中しました。

 このなかで、志位氏は、中小企業への貸し渋りなどによる資金繰りの悪化にどう対応するのかを問われ、「信用保証協会の融資には業種指定がある。審査がきびしい」と指摘し、業種指定をはずして全業種を対象にすること、審査も緩和して使いやすいものにする必要があると強調。また、「(中小企業への)融資対策も大事だが、それだけでは足りない」と述べ、休業補償や貸し工場の家賃補助など政府が直接支援に乗り出す必要を力説し、「町工場は日本の宝だと思っています。いま、救わなければ、景気が回復したときに中小企業がなくなってしまうことになる」と強調しました。

 志位氏は中小企業への融資を2・6兆円も引き揚げている3大メガバンクへの政府による指導強化も主張しました。

 番組では、「賛」「否」両方の課題を明快にあげる志位氏に、古舘氏は「後期高齢者医療制度廃止などで、力強く連携していくということですか」と相づち。「共産党らしいことをいっている」(古舘氏)として、軍事費の1兆円削減の中身や、核廃絶問題でのオバマ米大統領への書簡から日米関係をどうするかも話題になり、志位氏が端的に答えました。



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