2009年8月23日(日)「しんぶん赤旗」
不安解消には共産党
TBS系番組 小池政策委員長
日本共産党の小池晃政策委員長は22日のTBS系番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、総選挙の争点について各党出席者と討論しました。
はじめに総選挙で民主党が大勝するという予測が報道されていることが話題に。小池氏は「街で訴えていても自公政治を終わらせたいという国民の強い思いを感じる。ただ、民主党の政策が支持されているのかといえば、例えば子ども手当の問題でも支持はそれほど多くない」と指摘。民主党への不安も広がっているとし、「新しい政治をしっかり国民の願いに応えるものにする。不安解消のためには共産党を増やしてくださいと訴えたい」と語りました。
外交・安全保障政策が議論となり、自民党の石原伸晃幹事長代理は、「日米同盟の強化というところは変えてはいけない」、民主党の福山哲郎政調会長代理も「日米同盟をしっかり強化する」と述べました。
みの氏は「(民主党は)自民党と同じということ」と質問。福山氏は「外交・安全保障については基本的なことは継承していかなければいけない」と述べました。社民党の福島瑞穂党首は、海上自衛隊のインド洋での給油活動即時撤退を主張し、他の出演者から「どうして連立できるのか」と指摘されました。
みの氏から「共産党はどうですか」と聞かれた小池氏は、「(外交・安全保障政策が異なるから)私たちは民主党と政権をともにする条件はないと言っている」と指摘。「戦後60年間アメリカの基地があり続ける状況でいいのか。そこから抜けださなきゃいけない。外交は国の基本問題であり、政権がかわるのであれば、そういう方向も変えるということを明確にしなければいけない」と主張すると、みの氏は「共産党は分かりやすい」と応じました。
続いて、「消えた年金」問題で被害者が証拠を示さなければ認定されないことが議論となり、小池氏は職場の集合写真が残っていても却下されていると指摘。「被害を受けた人に立証責任を負わせるようなやり方は変えなければいけない。被害者にはなんの落ち度もないのだから、救済する立場で年金をただちに支給すべきだ」と強調しました。