2009年8月23日(日)「しんぶん赤旗」
財界にモノ言う党を
日テレ系番組 こくた氏が出演
日本共産党の、こくた恵二国対委員長は22日、日本テレビ系番組「ウェークアップ!ぷらす」に各党代表とともに出演し、総選挙の争点について討論しました。
こくた国対委員長は「今の日本は何がいけないのか、『ニッポンのここがダメ』」を指摘して、フリップに「大企業中心」と書き、「大企業中心の政治が(日本経済を)ダメにしている」とのべました。その上で、雇用の破壊や社会保障の切り捨てがひどくなったことの背景に、人件費や社会保障の負担を減らそうという財界の身勝手な戦略があることを指摘。「大企業・財界にしっかりモノが言える政治が必要になっている」と話しました。
続いて「100年に一度」といわれる不況克服に向けた経済対策にテーマが移り、各党の「成長戦略」が問われました。こくた氏は「成長というが誰のためかが大切で、国民の生活が豊かになることを基準に考えるべきだ」と強調。財源の問題では、アメリカのオバマ政権でさえ、向こう10年間で軍事費の削減や富裕層への増税をやろうとしていることも示し、軍事費や無駄な公共事業にメスを入れ、大企業・大資産家への行き過ぎた優遇税制をもとに戻すことなどで、消費税増税に頼らなくても十分に財源を生み出すことができると説明しました。
司会者からは「共産党の人からアメリカの政策をほめるというのは、えらい時代になった」との発言がありました。最後に子育て支援について、各党の政策が紹介されました。こくた氏は、子育てがしにくい社会の原因を掘り下げることが重要であり、総合的な子育て支援対策の必要性を強調しました。