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2009年8月25日(火)「しんぶん赤旗」

10回目薬害根絶デー

“肝炎全患者救済法ぜひ”


 1999年から毎年行われて、10回目を迎えた「薬害根絶デー」(実行委員会主催)が24日、東京・霞が関の厚生労働省前などで行われ、薬害根絶と被害者の救済を訴えました。

 厚労省前では被害者がマイクで訴えました。新潟県上越市の女性(50)は、13年前、出産の時に血液製剤フィブリノゲンを投与されてC型肝炎に感染して慢性肝炎になりました。カルテがないために救済を受けられずにいます。

 「医療費と暮らしの補償をする恒久対策を確立してほしい。すべてのウイルス性肝炎患者・感染者を救済する法律をつくってください。薬害根絶のためにたたかっていきます」と決意をのべました。

 脳硬膜の移植手術を受けてヤコブ病に感染した被害者の遺族は「私たちは裁判でたたかい、厚労省前では何度も訴えてきました。しかし、薬害はなくならず、またマイクで訴えなければならないことに怒りを覚えます。健康を願って治療をうけたのに健康を害して命まで奪われる薬害。薬害のない社会にしてほしい」と語りました。

 全国から集まった被害者と支援者180人は、「薬害のない明るい未来へ」と書いた横断幕を持って官庁街をパレードしました。

 日本共産党の小池晃、仁比聡平両参院議員がメッセージを寄せ紹介されました。



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