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2009年9月4日(金)「しんぶん赤旗」

日米FTA反対貫く

高橋議員 県農協中央会長らと懇談

青森


 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は3日、青森県農協中央会を訪問し、工藤信会長、角濱光昭副会長らと懇談しました。吉俣洋党県書記長が同席しました。

 工藤会長は、「豊作を喜べないのが、農家にとって一番つらい。継続的に農業をやれることが必要」だと話しました。

 高橋さんは、「日本の農業を守ることが大事という認識が広がっている」とのべるとともに、民主党が選挙戦で掲げた、日米FTA(自由貿易協定)締結・交渉促進についての農民の反発も強く、「一直線にいくだろうか。私たちは、FTA、EPA(経済連携協定)に反対の立場で頑張っていく」という考えを示しました。

 工藤会長も「戸別所得補償といわれても、具体的にはどうなっていくのかはっきりしていない。極端な変化ではなく、農家が安心してやっていけるように希望したい」とのべました。

 高橋さんは、今回引退した自民党の衆院議員も「価格保障をやるべきだった」と公の場で反省の弁をのべていることを紹介し、不足払い制度による価格保障制度の創設という共産党の政策を示し、「農業という基幹産業があり、周りに関連産業があってこそ、経済がよくなる」とのべました。

 工藤会長は、県選出国会議員を招いての集会を開くことになるとし、「そこでもいろいろと話してください」とのべ、高橋さんは「ぜひ、参加させてもらいます」と答えました。



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