2009年9月14日(月)「しんぶん赤旗」
正社員化 連帯の力で
JMIUが青年交流集会
横浜
「連帯して明日を切り開こう」。JMIU(全日本金属情報機器労働組合)が13日、横浜市で開いた全国青年交流集会で、「非正規切り」とたたかう青年らの声が響きました。
交流集会では正社員化を求めて提訴した日産自動車関連支部(神奈川)の青年が、「派遣、請負、期間工と5〜6年働かされ、雇い止めされた。最初は組合に相談するのも恐る恐るだったが、入ってよかったと思う」と発言。
「トラック製造に誇りを持っていた。世論を味方に職場に戻りたい」(いすゞ自動車)、「直接雇用を勝ち取ったが、会社は9月末で雇い止めする気だ。正社員化を求めていく」(日本トムソン)、「派遣社員にもアンケートを取り賃上げを求めている」(日酸TANAKA支部)と発言が続きました。
光洋シーリングテクノ関連支部(徳島)の青年は、「不況で200人が『非正規切り』され、雇用継続でも手取りが減り、生活保護申請した者もいる」と報告。「全員の直接雇用・正社員化を求めてたたかう」と力をこめました。
JMIUの三木陵一書記長は「失業率と求人倍率が過去最悪。貧困と無縁な若者はいない」とのべ連帯して立ち上がろうと訴え。「派遣法を抜本改正し、大企業中心の政治や経済を転換させるために力を発揮してほしい」と呼びかけました。