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2009年9月23日(水)「しんぶん赤旗」

温室ガス 「25%削減」国連で表明

鳩山首相演説 気候変動サミット開く


 【ニューヨーク=小林俊哉】ニューヨークの国連本部で22日、100カ国以上の首脳が参加して気候変動首脳会合が開催されました。同会合を呼びかけた潘基文(パンギムン)国連事務総長は「一歩一歩と前進し、すべての国が、さらに努力しなければならない」と強調しました。


 今回のサミットは、2013年以降の新たな地球温暖化対策の国際協定の合意をめざして12月にコペンハーゲンで開催される国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)までに、各国首脳級が集う最後の機会。国際社会の政治的決意を示す場となります。

 オバマ米大統領は、再生可能エネルギーの普及など、米国として同問題にとりくむ決意を改めて強調。「私はきょう、これまでの前進を祝いに来たのではない。これまでにも増して前進が必要だ。困難さは口実にならない」と述べ、「永続する解決策」に向けて、国際社会の協力を強く求めました。

 鳩山由紀夫首相は、日本が温室効果ガス排出量を20年までに1990年比で25%削減すると、国際舞台で初めて表明。これにより日本の中期目標は、麻生太郎前首相が6月に表明した90年比8%から3倍に引き上げられることになります。

 鳩山氏は、途上国の温暖化ガス削減への支援を含む「鳩山イニシアチブ」を提唱。「25%削減」は、米国、中国、インドなどの主要排出国が応分の削減義務を負うことが前提だとしています。



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