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2009年9月25日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長がカザフ外務省局長と懇談


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(写真)カザフスタン外務省のクルマンゴジン局長(左から2人目)、バイサウノフ次長(左)と懇談する志位和夫委員長(右)=24日(林行博撮影)

 志位和夫委員長は24日、カザフスタン外務省を訪問し、クルマンゴジン外務省アジア・アフリカ局長、バイサウノフ多国間協力局次長と懇談しました。

 クルマンゴジン局長らは、カザフスタンが、アジア相互協力・信頼醸成措置会議(CICA)の発展のために力をつくしていることを詳しく説明しました。とくに、同会議が、イスラエルとパレスチナ、インドとパキスタンなど、紛争問題をかかえている双方の国や地域が参加する会議として、「さまざまな問題を解決するための雰囲気を醸成する役割をはたしています」とのべました。

 志位氏は、この動きについて、東南アジア諸国連合(ASEAN)が中心になって大きく広がっている東南アジア友好協力条約(TAC)などとともに、外部に開かれ対話と信頼によって平和を確保する共同体をつくろうというものであり、「未来がある動きだと思います」と応じました。

 志位氏は、日本とともにカザフスタンが核兵器によって甚大な犠牲をこうむった国であり、地球的規模での核兵器廃絶での協力を願っているとのべました。そして、カザフの美しい大地を核実験場に変えたことは、「旧ソ連の覇権主義・専制主義の歴史に暗黒の一ページを加えたものだと思います」と批判しつつ、被爆者への支援について協力していきたいと語りました。

 これに対して、バイサウノフ氏は、「核爆発の犠牲者にそのような関心を寄せていただいてありがとうございます」とのべ、「この間も国連や日本との協力がさまざまな形ですすんでいますが、さらにそれを拡大していきたい」との希望を表明しました。

 志位和夫委員長一行は同日夜、第5回アジア政党国際会議参加者を迎えてのアスタナ市長主催の夕食会に参加し、各国からの参加者と懇談しました。



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