2009年9月25日(金)「しんぶん赤旗」
負担軽減へ助成早く
難病団体、国会議員に要請
「もう待てません。治療費負担に苦しむ難病患者の負担を一日も早く軽減してほしい」。日本難病・疾病団体協議会(JPA、伊藤たてお代表)の患者らは24日、国会を訪れ、各党の国会議員に協力を要請しました。難病患者の医療費助成制度の対象として、厚生労働省の諮問機関が17日に了承した追加の11疾患への助成を早期に執行するよう求めています。
追加11疾患への助成は、09年度補正予算で自公政権の「経済危機対策」の一環として決定されたもの。新政権による補正予算の執行状況の見直し作業の影響で、施行の見通しが立っていません。
要請書は、10月1日からの施行を求めています。また、11疾患には進行性の病気が含まれていることや、経済的な理由から効果的な治療をあきらめている患者に対し、助成措置の早期執行で、病気の進行を止め、合併症を防ぐ治療を促す必要があることを強調しています。
患者らは、日本共産党では、穀田恵二、高橋ちづ子の両衆院議員、小池晃参院議員あてに要請。応対した議員秘書は協力を約束しました。