2009年9月26日(土)「しんぶん赤旗」
泡瀬干潟
埋め立て中止すぐに
連絡会 沖縄県議会各会派に陳情
沖縄県中城湾の泡瀬干潟の埋め立て問題をめぐって前原誠司国土交通大臣(沖縄担当大臣)が“1期中断、2期中止”の意向を表明したことを受けて、「泡瀬干潟を守る連絡会」は25日、県議会各会派に対し、埋め立て中止に向けた取り組みを進めるよう陳情しました。
泡瀬干潟の埋め立てをめぐっては、前原国交大臣が17日の会見で、“1期区の工事中断、2期区の工事は中止”の意向を表明したと報じられています。現在、埋め立て事業への県と市の公金支出の差し止めを住民らが求めた裁判の控訴審が係争中。10月15日に判決が出る予定です。
陳情に訪れたのは小橋川共男共同代表、前川盛治事務局長。日本共産党は前田政明県議団幹事長が応対しました。陳情では▽大臣表明を重く受け止め、工事の即時中止▽県・市側の棄却が強く予想される15日の控訴審判決を受けて、「1期、2期とも中止」させ、県の上告を断念させること――を求めています。
前田幹事長は「これまで共産党だけが(事業に)反対していたものが、野党共通のたたかいになった。15日の判決を受けて、その後も野党と連携し、1期、2期ともに中止という方向で頑張りたい」と話しています。
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