2009年9月29日(火)「しんぶん赤旗」
核持ち込みは重大
佐々木議員、前政権を批判
民放番組
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は27日放映のテレビ朝日系「今夜!緊急スペシャル」に出演し、政権交代後の政治の動きなどについて発言しました。
民主党がかかげる「子ども手当」が議論となり、佐々木氏は、子ども手当の必要性を強調したうえで「問題は子どものいない世帯や高齢者、単身世帯などほかに負担を負わせて、子どものいる世帯を手当てするというやり方だ」と指摘しました。
公共事業政策をめぐり、北陸新幹線の整備計画が議論になり、佐々木氏は、整備計画にともない在来線の廃止がセットで行われる問題をあげて、「在来線はちゃんと残すということにしないと、地元にとってメリットはない」とのべました。
日米両政府の「核密約」をめぐり、民主党議員が「安全保障上の問題はそのときには国民に伝えられないこともある」と発言しました。
佐々木氏は、非核三原則があるのに「核兵器が持ち込まれているか、持ち込まれていないかを明確にせず、実際には持ち込まれてきている。これは国民にとって、きわめて重大な問題だ」と、国民をあざむいてきた自民党政権を強く批判しました。
北朝鮮問題をめぐり、日本に向けてミサイルが発射された場合、どこで迎撃するかという仮定の上に立った番組の設問が議論になりました。佐々木氏は、そうした状況になる前に日本が外交的に行動する必要があることを強調し、「前提として、(北朝鮮に)そういうことをさせないような努力が必要だ」とのべました。