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2009年10月3日(土)「しんぶん赤旗」

新情勢 運動さらに

憲法会議が拡大常任幹事会


 憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は2日、東京都内で拡大常任幹事会を開き、民主党中心の政権が生まれた新しい政治情勢のもとで憲法闘争をどうすすめるかを活発に議論しました。

 高田公子代表委員(新日本婦人の会会長)は国民が政治を変える一歩を踏み出したもとで、「いまが運動の正念場」とあいさつしました。

 報告した長谷川英俊事務局長は、鳩山内閣の国民要求への前向きの対応について「海外派兵反対、9条を守れ」などの国民世論とたたかいの到達点だと強調。新憲法制定議員同盟参加議員が大量落選し、明文改憲と集団的自衛権見直しに慎重論が広がっているが、同時に日米同盟基軸路線を堅持する鳩山内閣がはらんでいる不安と矛盾を直視し、財界をはじめとするまきかえしを許さないため、世論と運動の強化を呼びかけました。

 そのうえで(1)憲法を暮らしにいかし、切実な要求の実現(2)解釈改憲による海外派兵の拡大反対(3)定数削減反対・小選挙区制廃止(4)「九条の会」運動前進への貢献など憲法改悪反対の多数派結集―を提起しました。

 討論では、「9の日宣伝を120カ所で実施。『政治が変わりつつある。さらに世論を強めよう』との訴えに市民の共感が集まる。劇的変化を感じる」(大阪)、「憲法9条改悪反対の署名が280万を突破。憲法を職場・地域にいかそうと攻勢的にたたかう」(全労連)、「県内34地域でいっせい行動をおこなったが住民が積極的に協力してくれる」(和歌山)などの発言がありました。

 日本共産党の笠井亮衆院議員が国会情勢を報告し、「憲法の目で新政権の内政・外交に向き合うことが大事」と強調しました。



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