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2009年10月5日(月)「しんぶん赤旗」

温暖化で市民団体集会 住民生活に被害

「世界を貧困化する」


 「気候変動と貧困の問題のつながりを知ろう」と、地球温暖化問題に取り組む市民団体「MAKE the RULEキャンペーン」実行委員会は4日、東京都千代田区の日比谷公園で集会を開き、約200人が参加しました。

 三つの市民団体のスタッフと福山哲郎外務副大臣がパネリストとして発言。気候ネットワークの川阪京子さんは、訪問した南太平洋の島国ツバルの状況を報告。「海面上昇で大波が住宅を襲うなど、住民生活に大きな被害を与えている」と訴えました。

 ハンガー・フリー・ワールドの冨田沓子さんは、アフリカの内陸国、ブルキナファソの砂漠化を報告。「農業用水や飲み水がなくなっている。自然の中で生きる人たちの生活は、少しの気候変動で大きな影響を受けている」と告発しました。

 WWF(世界自然保護基金)ジャパンの山岸尚之さんは「地球の温度は人間の体温と似ていて、1度でも上がると大変」と指摘。温室効果ガスの削減のために、法律など社会全体のルールをつくることを呼びかけました。

 福山副大臣は、鳩山首相が打ち出した温室効果ガス排出量の25%削減方針について「企業と国民に理解を求めていく」と発言しました。



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