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2009年10月8日(木)「しんぶん赤旗」

国民の期待に応える国会を

穀田氏 自民国対委員長と会談


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は7日、国会内で自民党の川崎二郎国対委員長と会談し、政府が26日召集を固めている臨時国会に臨む基本的立場について意見交換しました。共産党の佐々木憲昭衆院国対副委員長、自民党の浜田靖一国対委員長代理が同席しました。

 話し合いの中で川崎氏が、一日も早く臨時国会を召集すべきだと述べ、同意を求めたのに対し、穀田氏は「国会の召集に関しては、内容が大事」だと強調。深刻な雇用、中小企業への対策や、改善が待ったなしとなっている社会保障を挙げ、「これらの問題を中心として、国民が年を越せる、そういう国会にしようではないか」「国民の期待に応えて国会と新政権がどうすすむべきなのか。十分な審議の保証のもと、良いものがたくさん前に進むような、そういう国会にしたい」と提起しました。

 そのうえで、国会運営をめぐり民主党の小沢一郎幹事長が「国会改革」と称して、衆院各常任・特別委員会の定数削減や、政府参考人答弁の禁止などを表明していることについて、少数会派を排除する危険があり、国会による行政監視機能を弱めるものだと批判しました。

 穀田氏は、国民に開かれた国会にむけた改革の基本点として、(1)審議の充実、十分な審議時間の確保(2)公聴会や参考人質疑など、国民の声を聞き、それに応える運営(3)民主主義の基本である少数会派への配慮――の3点を指摘し、「今後、そういう角度から、(民主党の「国会改革」の)問題点をただしていきたい」と伝えました。



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