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2009年10月21日(水)「しんぶん赤旗」

新エネルギー開発に力

太陽光温水器、面積世界一に

中国


写真

(写真)外壁に太陽光電池(黒い部分)を張りつけた河北省保定市内のホテル=6月(山田俊英撮影)

 中国は太陽光、風力などの新エネルギーの発展に力を入れており、太陽光温水器の集積面積は世界一になったと発表しました。

 中国通信が伝える18日の新華社通信によると、中国科学技術省の梅永紅・政策法規局長はこのほど開かれた環球国際フォーラムで、「従来のエネルギーの環境への悪影響はますます顕著になっており、中国は新エネルギー発展の道を歩まなければならない」と述べました。

 新華社記事は、国家発展・改革委員会の韓文科エネルギー研究所長の「中国の新エネルギーには原子力、風力、太陽光、バイオマス(生物体)という四つの重点がある」との発言を紹介しています。

 同研究所によると、中国の太陽光温水器の集熱面積は1億2500平方メートルを超え、世界一になりました。

 中国は全消費エネルギーに占める新エネルギーの比率をさらに高めようとしており、2010年までに10%、20年に15%にする計画です。

 科学技術省の梅局長は、新エネルギーの発展にあたってはいくつかの課題があると指摘。「各分野が勝手にやる傾向」「一部の計画は有効な執行体系がない」「充電所などインフラ整備が必要」などの問題点をあげて、その解決と克服を呼びかけました。



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