2009年10月22日(木)「しんぶん赤旗」
建設国保・くらし守れ
建設不況打開しよう
全建総連大会始まる
小池氏あいさつ
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建設労働者の労働組合でつくる全国建設労働組合総連合(全建総連)は21日、東京都内で第50回定期大会を開きました。23日まで。
杉本義忠委員長のあいさつを代読した山田正巳副委員長は、建設不況を打開し生活をまもるたたかいで政治を動かしてきたことを振り返り、さらに厳しい状況が続くなかで新政権にも働きかけて要求前進めざし全力あげようと呼びかけました。
民主党が掲げる医療保険制度の一本化については、「建設国保は数ある医療保険の中でも保険料の100%収納、保険者機能を十分発揮している。一元化ではなく、衆参両院が採択した『建設国保の育成・強化』の国会請願に十分意を尽くしていただきたい」と強調しました。
古市良洋書記長が運動方針を提案。「建設不況を打開し、くらしと平和、建設国保を守ろう、をスローガンに取り組む」として、長期優良住宅や耐震改修による建設不況打開、医療保険制度の一元化反対、手間受け従事者の労働者性など雇用改善、公契約法制定など賃金・労働条件改善、消費税増税など庶民増税反対、核兵器廃絶など平和と民主主義の運動―を提起しました。
政府や各党代表があいさつ。日本共産党の小池晃参院議員が「全建総連の運動が政治を前に進めてきた」と激励。保育所や特養ホーム建設など生活密着型の公共事業への転換などで建設不況を打開しようとのべるとともに、「建設国保の解体につながる医療保険制度の一元化に反対し、建設労働者の命綱を守ろう」とあいさつしました。