2009年10月26日(月)「しんぶん赤旗」
温暖化対策メッセンジャー
米 ホワイトハウスへデモ
自転車先頭に
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【ワシントン=西村央】ワシントン市内で24日、地球温暖化の明確な解決策を求める環境団体の行動がありました。市内の公園で集会を開いた後、ホワイトハウスに向けてデモ行進しました。
地球温暖化防止のための新しい国際枠組みづくりをめざす国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が12月にコペンハーゲンで開催されるのを前にして実施されたもの。ワシントン市内や隣接のメリーランド、バージニア両州の環境団体でつくるチェサピーク気候活動ネットワーク(CCAN)が主催しました。
CCANのマイク・ティドウェル代表は「温暖化対策は、もはや一刻の猶予も許されない。科学的知見に沿った対策を国に対して求めていこう」と訴えました。
米上院は、温室効果ガスの排出を2020年までに05年比で20%削減をめざす法案を審議中ですが、産業界に負担を課すとして野党・共和党が反対の態度を崩していません。
集会では「温暖化対策に向けた強いメッセージを大統領や議会に届けよう」との訴えがあり、環境に優しい自転車を先頭に市内を行進しました。
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