2009年10月26日(月)「しんぶん赤旗」
新型インフルエンザ対策
米が「国家緊急事態」
【ワシントン=西村央】米ホワイトハウスは24日、オバマ大統領が新型インフルエンザ対策で「国家緊急事態」を宣言したと発表しました。自然災害ではこれまでもありましたが、インフルエンザ対策では初めて。連邦政府による法的規制を一時緩和し、各地の保険当局が患者数の急増に対応し、機動的に対応できるようにする内容となっています。
宣言は「感染者阻止に向け、政府や地域社会あげて対応してきたが、感染者数は急速に増え続けている」と警告しています。
米疾病対策センターによると、新型インフルエンザによる米国内の死者は1000人を超え、入院患者もすでに2万人となっています。感染者は数百万人に上っています。
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