2009年11月1日(日)「しんぶん赤旗」
正社員化求めたたかう
労働者が学習決起集会
兵庫
|
日本トムソンをはじめ、正社員化を求めてたたかう全国の労働者200人が31日、兵庫県姫路市で学習決起集会とデモ行進をおこないました。
日本トムソン姫路工場(同姫路市)で働いていた元派遣労働者らは今年2月、契約途中で解雇を通告され、JMIU日本トムソン支部に加入。同労組は、派遣労働者の直接雇用を求め団体交渉や兵庫労働局へ申告をおこないました。労働局は3月23日に職安法44条と派遣法違反を認定し、「安定した雇用確保」を指導しました。
4月には、同社の期限付き雇用(9月末)に組合員らは、異議を表明したうえで契約し、同28日、神戸地裁姫路支部に正社員化を求め提訴。8月、地位保全を求め仮処分を申し立てましたが、9月末で解雇され、裁判闘争中です。
同組合員で原告の氏家正傳(まさつぐ)さん(31)が、1年で2度首切りにあった経過と怒りを語り、「必ず裁判闘争で勝って、勝利報告できるようがんばりたい」と決意表明しました。
姫路総合法律事務所の吉田竜一弁護士が労働者派遣法の抜本改正について講演。JMIU徳島地本の森口英昭委員長が光洋シーリングテクノのたたかいを報告しました。
日本化薬と裁判でたたかう西播ユニオンの岩誠司副委員長やバンドー化学一般労組、JMIUいすゞ自動車支部などのたたかいが紹介され決意表明しました。