2009年11月16日(月)「しんぶん赤旗」
木曽町長に田中氏再選
2期目 町政の新たな発展へ
長野
長野県木曽町長選は、15日投開票され、「木曽町を考える会」から立候補した現職で日本共産党員の田中勝己氏(72)が、再選されました。4町村合併後2期目。日本共産党員の首長は全国で8人です。
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当選決定後、田中氏は「合併4年で木曽町の町づくりは全国のモデルになりつつあると思います。今後4年間は公約実現にむけ、町民みなさんと全力をあげたい」と決意を語りました。
前回と同じく元県職員、磯尾秀雄氏(64)との一騎打ち。激しい反田中反共攻撃に対して、田中氏と「考える会」は事実と道理に基づいた宣伝を徹底しました。「1期目の実績を2期目でさらに実らせてほしい」という町民の共感を広げ、勝利しました。
田中氏は1期目に、全国でもユニークな「町づくり条例」の制定、旧町村の支所職員の増員、町内どこでも200円でいけるバスシステムの創設、中学生までと障害者の医療費無料化など豊かな実績を積んできました。
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選挙戦で田中氏は、「町政の新たな発展を期したい」として、森林と山村という条件をいかした産業をおこして若者が残れるようにすることや、観光と結んだ農業の発展、メディア機能を含む図書館建設、母と子の居場所づくりなどの公約を訴えました。
田中氏は、1998年から木曽福島町長を2期つとめたのち、2005年に木曽福島町、開田村、三岳村、日義村が合併した木曽町の初代町長になりました。
選挙結果は次の通り。
当田中 勝己72無現 4994
磯尾 秀雄64無新 3845
(投票率82・46%)