2009年11月18日(水)「しんぶん赤旗」
所得税法の消費税増税規定
財務相「修正がスジ」
佐々木議員に
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日本共産党の佐々木憲昭議員は17日、衆院財務金融委員会で、2011年度からの消費税増税にレールを敷く所得税法の付則104条への認識をただし、藤井裕久財務相は「修正するのがスジだと思っている」と表明しました。
佐々木氏は鳩山由紀夫首相が消費税について、総選挙中「4年間はあげる必要はない」と述べ、3党合意も「(政権担当期間中に)税率引き上げは行わない」としていることを指摘。3月に成立した所得税法付則104条に2年後までに消費税増税法案を国会に提案することが規定されているとして、「4年間は上げないという立場とは矛盾する。修正を考えないのか」と質問しました。
藤井財務相の答弁を受けて佐々木氏は、「(付則に規定された)期限が来る前に、修正を内閣として行うべきだ」と求めました。
また佐々木氏は、04年に改正(06年4月施行)された保険業法によって自主的な互助会・共済の維持が困難になっている問題について、鳩山首相が「民間の助け合い、互助の精神はなくてはならない」などと述べてきたことを示し、政府の認識をただしました。
亀井静香金融担当相は「問題点を精査して法改正を含めて検討したい」と表明しました。