2009年11月19日(木)「しんぶん赤旗」
普天間問題
重いのは県民の意思
志位委員長 首相発言を批判
日本共産党の志位和夫委員長は18日、都内の演説で、沖縄の米軍・普天間基地問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が、「(日米閣僚級作業部会で)結論がまとまれば、一番重い決断として受け止める」と表明していることを批判しました。
志位氏は、作業部会のメンバーは、岡田克也外相、北沢俊美防衛相と米側であり、全員が沖縄県内に基地を押し付ける立場の人物だと指摘。「首相が、ここでの結論を『一番重い』ということは、結局沖縄県内に基地を押し付ける結果にしかならない。一番重いのは作業部会の結論ではない。沖縄県民の意思だ」と力説しました。
その上で「いまからでも首相は、いまの情けない態度を改めて、普天間基地は即時閉鎖する、基地の県内たらい回しは許さない、新基地建設は中止する、という県民の意思を代弁する対米交渉を行うべきだ」と求めました。