2009年11月26日(木)「しんぶん赤旗」
エビやカニ 新種39種発見
名護市大浦湾
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WWF(世界自然保護基金)ジャパンは24日、沖縄県名護市の大浦湾で、エビ・カニ類36種、シャコ類3種、計39種の新種の甲殻類を発見したと発表しました。
大浦湾は07年に大規模なアオサンゴ群集が発見されるなど、生物多様性が高いことが注目されています。WWFジャパンは「南西諸島生物多様性評価プロジェクト」の一環として、今年6月、甲殻類の採集調査を行いました。その結果、496種のエビ・カニ類、14種のシャコ類が確認されました。
調査期間が7日間と短かったこと、サンゴ礁は今回調査対象になっていないことを考えると、今後調査すれば、さらに新種が見つかる可能性があるといいます。WWFジャパンでは、大浦湾をはじめとした沖縄島の東部沿岸の豊かな生物相の保全を求めており、計画されている米軍基地建設や大規模開発をやめるよう訴えています。